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65歳からの終活はここから|鎌倉・湘南でおひとりさまがすべき準備とは

  • 執筆者の写真: 誠 大石
    誠 大石
  • 2024年3月5日
  • 読了時間: 10分

終活を始めるきっかけと65歳おひとりさまの悩み

「そろそろ終活を考えたほうがいいのかな…」そんなふうに思い始めるのは、決して珍しいことではありません。特に65歳を迎える頃から、「自分が元気なうちに、いろいろと準備しておきたい」と感じる方が増えてきます。

鎌倉や湘南といった自然豊かで穏やかな街に暮らすおひとりさまにとって、「万が一のときに頼れる家族がいない」「入院や施設入所のときに保証人がいない」といった不安は、身近で現実的なものです。

でも、終活といっても何から始めればいいのか分からない方も多いのではないでしょうか?

この記事では、横浜の弁護士が、65歳からのおひとりさま終活をスムーズに進めるための3つのステップをご紹介します。

鎌倉・湘南エリアで老後の安心を手に入れるためのヒントを、ぜひ参考にしてみてください。


鎌倉・湘南でおひとりさまが終活を始めるべき理由

「まだ元気だから大丈夫」と思っていても、人生には何が起こるか分かりません。特に、おひとりさまの場合は、いざというときに頼れる家族がいないことが、大きな不安要素になります。

例えば、病気やケガで突然入院が必要になったとき、病院から「保証人をお願いします」と言われたらどうしますか? また、自分が亡くなった後、遺産や遺品の整理を誰に託せばいいのか、考えたことはあるでしょうか?

こうした問題は、「今すぐ対処が必要!」というものではなくても、事前に準備しておくことで安心につながるものです。


身寄りがない不安を解消する終活の意義

鎌倉や湘南には、歴史や海を楽しみながら悠々自適な生活を送るシニアの方が多くいらっしゃいます。

しかし、いざ終活となると、具体的に何をすればいいのか分からないという声も多いのが現実です。

特に、

  • 「頼れる親族がいない」

  • 「身元保証人を立てるのが難しい」

  • 「財産をどう整理すればいいか分からない」

といった悩みは、おひとりさまにとって切実な問題です。


鎌倉・湘南地域で増える「おひとりさま高齢者」の現状

鎌倉・湘南エリアは、全国的にもシニア世代が多い地域の一つです。総務省の統計によると、単身高齢者の割合は年々増加しており、「身寄りがない」「子どもが遠方にいる」という方も増えています。

こうした状況を踏まえると、早めの終活が、おひとりさまの「安心な老後」を支えるカギになります。


弁護士が教える!65歳からの終活3ステップ

終活は、単に「財産を整理すること」や「エンディングノートを書くこと」だけではありません。おひとりさまが安心して老後を過ごし、万が一のときに備えるためには、「法的にしっかり準備すること」が大切です。

ここでは、弁護士が提案する「終活の3つのステップ」を紹介します。


ステップ①:遺言書の作成で意思を明確に

遺言書は、自分の財産を誰にどのように分けるかを明確に示すための重要な書類です。特におひとりさまの場合、適切な遺言書を作成しておかないと、亡くなった後の財産が想定外の形で処理されてしまうことがあります。

例えば、次のようなリスクが考えられます。

遠縁の親族が突然現れて財産を相続してしまう

財産が国庫(国の管理)に没収される

知人や寄付したい団体に財産を残したくても、意向が反映されない

こうしたトラブルを防ぐために、弁護士と相談しながら法的に有効な遺言書を作成することが大切です。

また、遺言書には「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の2種類がありますが、おひとりさまには「公正証書遺言」をおすすめします。

公正証書遺言のメリット

  • 公証役場で作成するため、法的に無効になるリスクが低い

  • 弁護士や公証人が関与するので安心

  • 原本が公証役場に保管されるため、紛失や改ざんの心配がない

さらに、弁護士を遺言執行者として指定することで、遺言書の内容が確実に実行されるようにすることも可能です。


ステップ②:任意後見契約と信頼できる代理人の選定

「もし認知症になってしまったら?」「判断能力が低下したら?」こうした不安に備えるために、おひとりさまには「任意後見契約」の活用が重要です。

✅ 任意後見契約とは?

本人が元気なうちに、信頼できる弁護士や専門家を後見人として指定し、将来の財産管理や医療・介護の判断を任せる契約です。

例えば、次のような場面で役立ちます。

認知症で判断ができなくなっても、信頼できる後見人が財産を管理してくれる

病院への入院や施設入所の手続きをスムーズに進められる

詐欺や悪徳商法から身を守ることができる

また、身寄りがないおひとりさまにとっては、身元保証も大きな問題です。

病院や介護施設に入る際、「保証人が必要」と言われるケースが多いですが、任意後見契約とは別に、身元保証会社と契約を結ぶことで解決できる場合があります。

弁護士が信頼できる身元保証会社を紹介し、総合的にサポートすることも可能です。


ステップ③:葬儀や遺品整理の事前準備で安心を確保

終活では「亡くなった後のこと」も考えておく必要があります。

おひとりさまの場合、家族がいないことで次のような不安が出てきます。

誰が葬儀の手配をしてくれるのか分からない

遺品整理を誰に頼めばいいのか分からない

孤独死したときに、発見が遅れるのではないか

こうした問題を防ぐために、葬儀や遺品整理の準備を事前に進めておくことが重要です。

✅ 具体的にできる準備

  • 事前に信頼できる葬儀会社と契約を結ぶ(葬儀費用の準備や希望を伝える)

  • 遺品整理を依頼する業者を決めておく

  • エンディングノートを活用し、希望を明確にしておく

特に、弁護士に相談すれば、信頼できる葬儀業者や遺品整理業者を紹介できるため、安心して準備を進められます


まとめ:終活の3ステップで「安心な老後」を

65歳のおひとりさまが安心して老後を迎えるためには、次の3つのステップが重要です。

遺言書を作成し、自分の意思を明確にする

任意後見契約を活用し、将来の財産管理を準備する

葬儀や遺品整理を事前に計画し、死後の不安をなくす

これらをしっかり準備しておくことで、「もしものとき」に備え、安心した暮らしを続けることができます。

では、次に「鎌倉・湘南で利用できる終活支援サービス」について詳しく見ていきましょう。


鎌倉・湘南での終活支援サービスとは?

終活は一人で進めるものではありません。専門家や地域のサービスを活用することで、スムーズかつ確実に準備を進めることができます。

ここでは、鎌倉・湘南エリアで利用できる終活支援サービスについて紹介します。


弁護士による終活サポート(横浜事務所の対応範囲)

弁護士による終活サポートは、単に「法律的な手続き」を代行するだけではありません。「どこから手をつければいいか分からない」という方でも、相談をしながら一緒に計画を立てることができます。

🔹 弁護士がサポートできること

遺言書の作成サポート(財産分配や遺言執行者の指定)

任意後見契約の締結と後見人の選定

財産管理や相続手続きの相談

葬儀や遺品整理の契約書チェック・アドバイス

横浜の弁護士事務所では、鎌倉・湘南エリアの方もサポート可能です。地域に根ざした専門家と連携しながら、包括的な終活支援を行っています。


地域の身元保証会社や提携業者との連携

おひとりさまの終活で重要になるのが、身元保証会社の利用です。病院への入院や施設入所の際、「保証人が必要です」と言われるケースがほとんどですが、身寄りがいない場合は困ってしまいます。

そんなときに役立つのが、身元保証会社です。身元保証会社を利用することで、以下のサポートを受けられます。

病院や介護施設での保証人代行

緊急時の駆けつけ対応

死亡後の手続きや遺品整理の代行

また、弁護士と連携することで、悪質な業者を避け、信頼できる身元保証会社を選ぶことができます。これにより、安心して終活を進めることができるでしょう。


実際のご相談事例|鎌倉在住のAさんのケース

終活は「まだ早い」と思っていても、いざというときに準備不足で困るケースは少なくありません。ここでは、鎌倉に住む65歳のおひとりさま・Aさんが、終活を進めることでどのように安心を手に入れたのかをご紹介します。


終活前に抱えていた悩みと不安

Aさん(65歳・女性)は、鎌倉市内のマンションで一人暮らしをしていました。夫とは数年前に死別し、子どももいないため、「自分が亡くなった後、財産はどうなるのだろう?」と漠然とした不安を抱えていました。

また、最近は体調を崩すことが増え、もし突然倒れたら、誰が病院の手続きをしてくれるの?という心配もあったそうです。


Aさんが特に不安に感じていたのは、次の3つのことでした。

財産を整理しないと、遠縁の親族に相続されてしまうかもしれない

判断能力が低下したときに、誰が財産管理をしてくれるのか分からない

亡くなった後の葬儀や遺品整理をどうすればいいか決めていない

そこで、Aさんは横浜の弁護士に相談することにしました。


弁護士サポートによって変わった老後の安心感

Aさんは弁護士のアドバイスを受け、次のような終活準備を進めました。

遺言書を作成し、財産の行き先を明確に決めた ➡ 遠縁の親族ではなく、親しかった友人と寄付先を指定

任意後見契約を締結し、将来の財産管理を弁護士に依頼 ➡ 認知症になった場合でも、信頼できる専門家が財産管理をサポート

身元保証会社と契約し、病院や介護施設の手続きを確保 ➡ 入院・施設入所の際に「保証人がいない」問題を解消

このサポートを受けたことで、Aさんは「これで安心して老後を過ごせる」とホッとされたそうです。

「自分が元気なうちに準備しておくことで、こんなに安心できるとは思わなかった」と語るAさん。終活は、「いざというときの備え」だけでなく、「今の生活の安心」につながるものなのです。


まとめと結論|鎌倉・湘南で安心して老後を迎えるために

65歳を迎えたおひとりさまにとって、終活は「不安を減らし、安心を手に入れるための大切な準備」です。特に、財産管理・身元保証・葬儀や遺品整理の計画を整えておくことで、将来のトラブルを防ぐことができます。

遺言書を作成し、自分の意思を明確にする

任意後見契約を活用し、財産管理や医療の決定権を確保する

信頼できる身元保証会社や葬儀業者と契約し、万が一に備える

これらの準備を進めることで、おひとりさまでも「最後まで自分らしい人生」を送ることができます。鎌倉・湘南エリアで終活を考えている方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。


弁護士への相談をおすすめする理由とお問い合わせ情報

終活は、一人で進めるには難しい部分が多くあります。特に、法的な手続きや契約、財産管理の問題は、専門知識が必要になるため、弁護士に相談するのが安心です。

弁護士に相談するメリット

法律に基づいた適切な遺言書を作成できる

認知症になってもスムーズに財産管理を任せられる

身元保証や葬儀の契約内容についてアドバイスがもらえる

横浜の弁護士事務所では、鎌倉・湘南エリアの終活サポートにも対応しています。「終活を始めたいけれど、何からすればいいか分からない」という方は、まずはお気軽にご相談ください。

あなたの大切な未来のために、弁護士が全力でサポートいたします。


以上、「65歳からの終活はここから|鎌倉・湘南でおひとりさまがすべき準備とは」でした!


弁護士 大石誠

横浜市中区日本大通17番地JPR横浜日本大通ビル10階 横浜平和法律事務所

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電話:〔045-663-2294


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