はじめに
相続手続きと聞くと、「なんだか難しそう」「手続きが多くて大変そう」と感じる方も多いのではないでしょうか? 実際、相続手続きには 財産の調査、遺産分割の話し合い、名義変更や税金の申告 など、やるべきことがたくさんあります。
特に、次のような方にとっては、相続手続きは大きな負担になりがちです。
✅ 相続の手続きが複雑で、どこから手をつけていいかわからない
✅ 仕事や家事が忙しく、時間がとれない
✅ 相続人が遠方にいて手続きがスムーズに進まない
そんなとき、頼りになるのが 弁護士による「相続手続きのトータルサポート」 です。弁護士に依頼すれば、手続きの流れを整理し、必要な作業をすべて代行してくれます。大手の信託銀行に依頼する方法もありますが、費用が高額になりがちで、柔軟な対応が難しいことも…。
この記事では、「横浜の弁護士が解説!相続手続きのトータルサポートとは?」と題して、横浜の弁護士による相続手続きサポートの流れやメリット、費用の違い などを詳しく解説します。相続手続きに不安を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
横浜で相続手続きを弁護士に依頼するメリット
相続手続きは、自分で進めることもできますが、手続きの多さや法律の知識が必要な場面が多く、時間や労力がかかる のが実情です。
そこで、弁護士に依頼することでどのようなメリットがあるのかを詳しく見ていきましょう。
相続手続きの複雑さと弁護士の役割
相続手続きには、以下のような工程が含まれます。
相続人の確定(戸籍の収集・確認)
遺産の調査・財産目録の作成
遺産分割協議の進行・書類作成
銀行口座や不動産の名義変更
相続税の申告・納税資金の準備
これらの手続きは一つ一つが専門的で、慣れていないと 「何から手をつければいいのか分からない」「時間がなくて進まない」「手続きミスが心配」 という状態になりがちです。
弁護士に依頼すれば、これらの手続きを 一括してサポート してもらえるため、相続人自身が煩雑な作業に追われることがなくなります。また、法律の専門家が間に入ることで、遺産分割のトラブル防止 にもつながります。
大手信託銀行との違いとは?費用・対応の比較
相続手続きを代行するサービスとしては、大手の信託銀行を利用する方法もあります。
しかし、信託銀行と弁護士には次のような違いがあります。
項目 | 弁護士 | 信託銀行 |
最低手数料 | 33万円(税込)~ | 110万円(税込)~ |
報酬基準 | 遺産総額に応じた報酬(柔軟な設定が可能) | 遺産総額の1~2%が基本 |
対応の柔軟さ | 相続人の意向に沿った柔軟なサポート | 決められた業務範囲以外は対応不可 |
遺産分割協議の助言 | 可能(法的アドバイスも含む) | 不可 |
相続トラブルの対応 | 可能(交渉・訴訟も可) | 不可 |
信託銀行は手数料が高く、手続きが画一的である のに対し、弁護士は費用を抑えつつ、個別の状況に応じた対応が可能 です。
また、遺産分割に関する法的なアドバイスや、相続トラブルの解決も行える ため、スムーズな手続きを望む方には弁護士のほうが適しています。
弁護士に依頼することで、相続手続きを迅速かつ確実に進められるだけでなく、トラブルを未然に防ぎ、コストも抑えられる可能性がある というのが大きなメリットです。
弁護士による相続手続きの流れ
「相続手続きは弁護士に依頼するとスムーズ」と言われても、具体的にどのような流れで進むのか分からないと不安ですよね。ここでは、弁護士に依頼した場合の相続手続きの流れを 分かりやすくステップごとに解説 します。
ステップ1|初回相談で相続の状況を確認
まずは、弁護士に相談し、ご自身の相続の状況を整理するところから始まります。
💡 相談時に確認する主なポイント
✅ 相続人は誰か?(家族構成、戸籍の確認)
✅ 遺産の種類と規模は?(預貯金・不動産・株式など)
✅ 遺言書の有無(自筆証書遺言、公正証書遺言の確認)
✅ 相続手続きをどこまで依頼したいか?
🔹 弁護士の役割
相続手続き全体の流れを説明
必要な手続きや対応の優先順位を決定
相談者の希望を聞き、サポート内容を決める
💰 費用の見積もりもこの段階で提示 されるので、依頼するかどうかじっくり検討できます。
ステップ2|遺産の調査と財産目録の作成
相続人が確定したら、相続財産の調査を行います。
💡 具体的に行うこと
銀行口座の残高証明を取得
不動産の登記情報を確認
株式や投資信託の状況を調査
借金やローンがないか確認
📌 ポイント
プラスの財産(預貯金・不動産・株式など)だけでなく、マイナスの財産(借金・ローン)も調査
財産目録(遺産一覧表)を作成し、相続人全員に共有
この段階で「借金が多い場合は相続放棄をするかどうか」も検討できます。
ステップ3|遺産分割協議と協議書の作成
遺言書がない場合、相続人全員で「遺産分割協議」を行い、誰がどの財産を相続するのかを決めます。
💡 遺産分割の方法
✅ 現物分割(不動産はAさん、預貯金はBさん など)
✅ 換価分割(財産を売却し、現金を分配)
✅ 代償分割(特定の人が相続し、他の相続人に金銭で補償)
🔹 弁護士の役割
相続人同士のトラブルを防ぐための助言
協議内容を法的に有効な「遺産分割協議書」にまとめる
📌 ポイント
遺産分割協議書がないと、銀行や法務局で手続きができないことがある
もめそうな場合は、弁護士が間に入ることでスムーズに進む
ステップ4|相続財産の名義変更と換金手続き
遺産分割の内容が決まったら、具体的な手続きを行います。
💡 主な手続き
✅ 銀行口座の解約・名義変更
✅ 不動産の名義変更(相続登記)
✅ 株式・投資信託の名義変更
🔹 弁護士の役割
必要書類を整え、銀行や法務局での手続きをサポート
不動産については司法書士と連携し、登記を進める
📌 ポイント
名義変更が完了しないと、不動産の売却や活用ができない
銀行口座は放置しておくと凍結されるため、早めの対応が必要
ステップ5|相続税の申告と納税(必要な場合)
相続財産が一定額を超える場合、相続税の申告が必要になります。
💡 相続税の基礎控除額
3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)
📌 例
相続人が2人の場合 → 4,200万円まで非課税
🔹 弁護士の役割
必要に応じて税理士を紹介し、相続税が発生するかどうかの試算
📌 ポイント
申告期限は「相続開始から10か月以内」
申告漏れがあるとペナルティが発生
ステップ6|手続き完了報告とアフターサポート
すべての手続きが完了したら、最終的な報告を行い、手続きの終了となります。
✅ 弁護士からの報告書を受け取る
✅ 必要書類を整理し、今後のために保管
📌 ポイント
遺産分割後のトラブルが起こった場合も、弁護士に相談できる
もしも相続人同士で揉めそうな場合は、早めに弁護士に相談すると安心
まとめ|弁護士に依頼すればスムーズに相続手続きが完了!
💡 弁護士に依頼すると…
✅ 必要な手続きをすべて任せられる
✅ 法律に基づいた適正な遺産分割ができる
✅ 相続トラブルを未然に防げる
相続手続きは、多くの書類や法律知識が必要となるため、早めに弁護士に相談することがスムーズな解決への近道 です。
横浜の弁護士に相続手続きを依頼すべきケース
相続手続きは、自分で進めることもできますが、状況によっては 弁護士に依頼したほうがスムーズで安心 です。ここでは、特に 弁護士への依頼をおすすめするケース を、具体例を交えてご紹介します。
ケース① 相続人が多く、話し合いがまとまらない
📌 具体例
横浜市在住のAさん(50代)は、父親が亡くなったことで相続手続きを進めることに。しかし、相続人はAさんを含め 4人の兄弟姉妹 で、皆それぞれ別の地域に住んでおり、なかなか話し合いが進みません。さらに、長男Bさんは「自分が一番世話をしたから多くもらうべきだ」と主張し、兄弟間で意見が対立。
🔹 弁護士ができること
✅ 遺産分割協議の進行をサポートし、公平な分割案を提案
✅ 法的に有効な遺産分割協議書を作成
✅ 相続トラブルを防ぎ、スムーズな解決をサポート
ケース② 相続財産が複雑で手続きが大変
📌 具体例
Bさん(40代)は、横浜市内で亡くなった父親の相続手続きを進めようとしました。しかし、父親の財産は 不動産(アパート経営)、預貯金、株式、未払いのローン など多岐にわたり、自分一人では処理しきれない状況でした。
🔹 弁護士ができること
✅ 財産の調査を代行し、財産目録を作成
✅ 不動産の名義変更を司法書士と連携して進める
✅ 株式や投資信託の名義変更・売却手続きをサポート
財産が複数の種類にわたる場合、各手続きごとに異なるルールや必要書類があるため、専門知識が求められます。弁護士に依頼することで、手続きをスムーズに進めることができます。
ケース③ 相続税の申告が必要になりそう
📌 具体例
Cさん(60代)は、亡くなった母親の財産が 合計8,000万円 あることを知り、「相続税がかかるのでは?」と不安に。相続税の計算方法が分からず、適正な申告ができるかどうか悩んでいました。
🔹 弁護士ができること
✅ 相続税の対象かどうかを簡易的に試算
✅ 税理士を紹介し、節税対策のアドバイス(小規模宅地の特例など)
✅ 税理士が正確な申告・納税をするにあたって、必要なサポートをご提供
相続財産が 基礎控除額(3,000万円+600万円×法定相続人の数)を超える場合、相続税の申告が必要 になります。
弁護士に相談すれば、税理士とも連携して正確な申告ができ、余計な税負担を避けることが可能 です。
ケース④ 相続人が遠方に住んでいて手続きが難しい
📌 具体例
Dさん(30代)は東京に住んでいるが、亡くなった祖父の相続手続きを進める必要があった。しかし、祖父の財産(預貯金・不動産)は横浜市にあり、何度も現地に行って手続きをする時間が取れない 状況だった。
🔹 弁護士ができること
✅ 代理人としてすべての手続きを代行
✅ 遺産分割協議や書類作成をオンラインや郵送でサポート
✅ 必要に応じて役所や銀行との交渉を行う
相続人が遠方に住んでいると、相続手続きのために何度も横浜へ足を運ぶのは負担 になります。弁護士に依頼すれば、現地での手続きをすべて代行できる ため、手間を省くことができます。
ケース⑤ 相続放棄を検討している
📌 具体例
Eさん(50代)は、亡くなった叔父の相続人になったが、財産よりも借金のほうが多い ことが判明。このままでは、借金を引き継いでしまう可能性があり、どうすればいいのか分からず困っていた。
🔹 弁護士ができること
✅ 相続放棄の申請をサポート(家庭裁判所への提出手続き)
✅ 期限内(相続開始から3か月以内)に確実に手続きを完了
✅ 放棄手続き後の影響についてアドバイス
相続財産に 多額の負債が含まれている場合、放棄の手続きをしないと借金を背負うことに なります。弁護士に相談すれば、適切な対応を取ることができます。
まとめ|1つでも当てはまるなら弁護士に相談を!
💡 弁護士に依頼すべきケースまとめ
✅ 相続人が多く、話し合いが難航しそう
✅ 財産が複雑で、手続きが大変
✅ 相続税の申告が必要になりそう
✅ 遠方に住んでいて、横浜での手続きが難しい
✅ 相続放棄を検討している
これらのケースに該当する場合は、弁護士に相談することで、スムーズに相続手続きを進めることができます。特に、相続トラブルや税金の問題は、早めに対応することでリスクを最小限に抑えられます。
まとめ|相続手続きでお困りなら弁護士に相談を!
相続手続きは、財産の調査や名義変更、相続人との協議など、やるべきことが多く、専門知識が必要な場面も多い ため、慣れていないと手続きが滞ってしまうことがあります。
特に以下のようなケースでは、弁護士に相談することでスムーズに解決できる可能性が高くなります。
✅ 相続人が多く、意見がまとまらない → 遺産分割の調整をサポート
✅ 相続財産が複雑(不動産・株式・負債など) → 専門家と連携して手続きを代行
✅ 相続税の申告が必要 → 税理士と協力して適切に申告・節税
✅ 遠方に住んでおり、手続きに行くのが難しい → 弁護士が代理で手続きを進行
✅ 借金があるため、相続放棄を検討している → 家庭裁判所への相続放棄申請をサポート
弁護士に依頼することで、相続手続きを迅速かつ確実に進めることができ、トラブルを未然に防ぐ ことができます。費用が気になる方も、弁護士費用は信託銀行よりも安く、柔軟な対応が可能 なため、一度見積もりを取ってみるのもおすすめです。
横浜で相続手続きの相談をするには?
「弁護士に依頼したいけど、まず何をすればいい?」と思う方も多いでしょう。相談の流れは以下の通りです。
1️⃣ まずは電話・メールで問い合わせ
2️⃣ 初回相談(相続人や財産の状況を整理)
3️⃣ 手続きの範囲を決定し、費用の見積もりを確認
4️⃣ 正式に依頼し、弁護士が手続きを代行
💡 事前に準備しておくとスムーズなもの
亡くなった方の戸籍謄本(相続人の確認に必要)
財産のリスト(預貯金、不動産、株式、借金など)
遺言書があるかどうか(見つからない場合も相談可)
弁護士は、相談者の状況に応じて最適な解決策を提案してくれます。「こんなこと相談しても大丈夫かな?」と思うことでも、まずは気軽に相談してみるのが大切 です。
まとめ:相続で迷ったら、早めの相談が解決のカギ!
相続手続きは、時間が経つと手続きが複雑になったり、トラブルが大きくなったりすることがあります。特に、相続税の申告や相続放棄などは 期限がある ため、できるだけ早めに対応することが重要です。
✅ 「手続きがよく分からない」「自分で進めるのは不安」
✅ 「相続人同士の話し合いがまとまらない」
✅ 「相続税がかかるかどうか知りたい」
こうしたお悩みをお持ちの方は、横浜の弁護士に相談することで、不安を解消し、スムーズな相続手続きを実現できます。
まずは 専門家に相談して、相続の負担を軽減しましょう!
弁護士 大石誠
横浜市中区日本大通17番地JPR横浜日本大通ビル10階 横浜平和法律事務所
【今すぐ相談予約をする】
電話:〔045-663-2294〕
LINE:こちらから

合わせて読む関連記事