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  • 執筆者の写真誠 大石

遺言書作成の重要性と弁護士に依頼するメリット

更新日:5月30日

「遺書」と「遺言」は一字しか違いませんが、その意味・役割は大きく違います。 遺言書は、あなたの財産や思いを確実に次世代に伝えるための大切な書類です。 遺言書が適切に作成されていれば、相続手続きがスムーズに進み、遺族間のトラブルを未然に防ぐことができます。 本記事では、遺言書作成の重要性と弁護士に依頼するメリット、そして遺言執行者を弁護士に依頼する利点について詳しく解説いたします。

【遺言書の必要性】

遺言書がない場合、相続が発生した際には法律に基づいて遺産分割が行われますが、これは必ずしも故人(被相続人)の意志を反映したものとは限りません。 また、遺族間で意見が対立し、トラブルが発生しやすくなります。遺言書の作成が重要である理由は以下の通りです。

  • 相続争いの回避: 遺言書があることで、故人の意志が明確に示され、相続人間の争いを避けることができます。遺言書がない場合、遺産分割を巡って意見が対立し、争いが長引くことがあります。 特に、遺言書の準備が重要な家族関係の代表例として、以下が挙げられます。

  ① 相続人同士が不仲、相続人の配偶者がお互いに仲が悪い

  ② お子さんがいないご夫婦

  ③ 内縁のパートナー、内縁の配偶者に財産を残したい

  ④ 会社を経営しており、自社株がある。自社株を後継ぎに残したい。

  ⑤ 流動資産がほとんどなく、遺産のほとんどは自宅(不動産)のみ

  ⑥ ⑤とは反対に、不動産が複数あり、収益物件を所有している

  ⑦ 配偶者が認知症、統合失調症などの精神疾患を患っており、法的な判断能力がない

  • 意志の実現 特定の人に特定の財産を遺したい場合や、特定の方法で遺産を分配したい場合、その意志を確実に伝えることができます。遺言書があれば、故人の希望に沿った遺産分割(遺産の分配)が可能になります。

  • 手続きの円滑化:遺言書があることで、相続手続きがスムーズに進み、相続人の負担を軽減できます。遺言書がない場合、相続手続きが複雑になり、時間と費用がかかることがあります。

【遺言書の作成を弁護士に依頼するメリット】

遺言書の作成を弁護士に依頼することには、多くのメリットがあります。

以下に、その具体的なメリットを解説します。


1. 法的に有効な遺言書作成: 弁護士は法律の専門家であり、法的に有効な遺言書を作成するための知識と経験があります。不備や誤りのない遺言書を作成することで、後のトラブルを防ぐことができます。

(わざわざトラブルを招くような遺言書が作られてしまった事例に遭遇する度に、専門性の重要性を実感します)


. 複雑なケースへの対応:

相続財産が多岐にわたる場合や、複雑な家族構成の場合でも、弁護士は最適な解決策を提案し、適切な遺言書を作成します。

例えば、再婚している場合や、子供(前妻、前夫の子)が複数いる場合、自社株を持っている場合など、複雑な相続問題に対応できます。

「遺留分」に配慮した遺言の作成にも対応することができます。


. 紛争の未然防止: 弁護士の関与により、遺言書の内容が客観的かつ公平であることが担保され、相続人間の紛争を未然に防ぐことができます。 弁護士が作成した遺言書は、法的なチェックが入っているため、信頼性が高いです。

また、相続人のうち、誰がどのような順番で亡くなるのか予想することはできませんから、「万が一、遺産を受け取るべき人が先に亡くなってしまった場合には、どうするのか」という予備的遺言についても充実して準備することができます。


. 最新の法改正に対応:

近年、法律(民法)は頻繁に改正されており、最新の法改正に対応した遺言書を作成することが重要です。弁護士は最新の法律知識を持っているため、法改正に対応した遺言書を作成することができます。 . 心理的サポート: 遺言書の作成は心理的に負担が大きい作業です。弁護士に依頼することで、専門家のサポートを受けながら安心して遺言書を作成することができます。


【遺言執行者を弁護士に依頼するメリット】

遺言執行者として弁護士を指定することには、以下のような多くの利点があります。

  • 専門的な手続きのサポート: 弁護士は相続手続きに関する豊富な知識と経験を持っているため、遺言の内容を適切に執行し、相続手続き全般をサポートします。遺言執行者としての業務は、法的な知識が求められるため、専門家である弁護士に任せることで、手続きが円滑に進みます。

  • 相続人の負担軽減: 遺言執行者として弁護士を指定することで、相続人が複雑な手続きや対立から解放されます。弁護士が全ての手続きを代行し、相続人の負担を軽減します。相続人同士の争いを避けるためにも、第三者である弁護士を遺言執行者に指定することは有効です。

  • 中立的な立場: 弁護士が遺言執行者として関与することで、相続人間の対立を避け、公平かつ中立的に手続きを進めることができます。 遺言執行者が相続人の一人である場合、他の相続人との間で意見の対立が生じることがありますが、弁護士であれば中立的な立場で手続きを進めることができます。

  • 法的トラブルの回避: 弁護士が遺言執行者として手続きを進めることで、法的トラブルを回避できます。 相続手続きには法的な知識が必要であり、適切な手続きを行わないと、後々法的な問題が生じることがあります。弁護士に任せることで、法的トラブルを未然に防ぐことができます。

【まとめ】

遺言書の作成は、あなたの意志を確実に伝え、遺族の負担を軽減するための重要な手段です。 遺言書が適切に作成されていれば、相続手続きが円滑に進み、相続人間のトラブルを未然に防ぐことができます。 法的に有効な遺言書作成をサポートし、遺言執行者としてのサービスも提供しています。 遺言書作成についてのご相談やご質問がございましたら、ぜひお問い合わせください。 「相続とおひとりさま安心の弁護士」大石誠が、あなたの大切な財産と家族を守るお手伝いをいたします。


弁護士 大石誠

横浜市中区日本大通17JPR横浜日本大通ビル10階

横浜平和法律事務所(神奈川県弁護士会所属)

電話:045-663-2294

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