top of page

【メモ】遺言執行者の選任申立て

執筆者の写真: 誠 大石誠 大石

・申立書類の審査

管轄 被相続人の住所地を管轄する家庭裁判所

申立権者 利害関係人(民法)

※遺言執行者による遺言の執行に法律上の利害関係を有する者であり、具体的には、相続人、受遺者、相続債権者等がこれにあたる。却下審判に対する即時抗告をすることができる「利害関係人」も同様である。


・申立書

遺言執行者に誰を選任するかについては、家庭裁判所の裁量に委ねられているが、一次的には申立人が挙げた遺言執行者候補者の適格性について調査するのが便宜であることから、申立書には、候補者を記載してもらうのが一般的な運用である。








閲覧数:7回

最新記事

すべて表示

相続分の譲渡に関する法的整理と実務上の留意点

1 相続分の譲渡とは 概念 相続分の譲渡とは、相続人が有する「遺産全体に対する割合的持分(包括的持分)」や法律上の地位を、他の相続人や第三者に譲渡する行為をいいます。 具体的財産の譲渡との違い 相続分の譲渡は、遺産の個別の財産(特定の不動産や預金債権など)を移転するのではな...

【メモ】共有物分割と遺産分割

共有物分割と遺産分割の対比 共有関係の解消の方法は、①現物分割、②換価分割、③価格賠償(代償分割) 現物分割; 共有不動産を共有持分の割合に応じて物理的に分ける方法 一般的に優先して選択される分割類型である 通常は建物については適用できず、土地に適用することが多い...

【メモ】家庭裁判所の遺産分割事件における具体的な分割方法②

現物分割について 現物分割で遺産を取得するときの考慮要素 ・相続人(取得者)の意向 取得者の意向は、原則として尊重する。相続人の一人が特定の遺産の取得を希望し、これに異議がなければ、他に不都合が生じない限り、取得させる ただし、転売目的など、自己使用でない場合は、その尊重の...

bottom of page